限られた資源を有効活用
TOPPANの関連工場よりパッケージ(紙パック)の損紙を受け、それを材料として紙すきを行っている
絵柄の外面と、内面のフィルムをそれぞれ剥がして、中面の白地のパルプのみの状態にする。
剥がした紙を指定重量に計測して、シュレッターで細かくする。
細かくした材料(1.5kg)に、水(50ℓ)を加えて、撹拌機に約4時間半かける。
溶かした溶剤は写真のようになります。
溶かした材料を依頼品の分量に応じて小分けにする。
水槽に材料を投入する。
規定の回数を手で混ぜる。
木枠と網枠をセットして、定めた深さ(浅・中・深)で紙すきを行う。
適度に湿らせた布(不織布)を漉いた紙の中心に敷いていく。
バキューム(集塵機)を規定の回数往復させて、余分な水分を吸い取る。
貼り付けローラーで紙を漉き板に吸着させる。
漉き板をラックに並べて一晩乾燥させる。
板から乾いた紙を剥がす。
計測と検品をして、厚みの確認と良品の選別をする。
主に手作業で加工し製品を作成して完成させる。
漉いた紙を様々に商品化します。一点ずつの手作業と機械による加工とがあります。
手漉き紙の風合いを生かすことをコンセプトに、実用品から装飾品まで幅広く市場に送り出しています。
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