東京都チャレンジドプラスTOPPAN株式会社代表取締役社長菅峨隆よりご挨拶いたします。
東京都チャレンジドプラスTOPPAN株式会社は 、健常者・障がい者が共存・共栄し、心身ともに健康で、個性や能力を最大限に発揮することが、企業の発展、そして社会貢献につながると考えます 。
1993年の創業以来取り組んでいる健康の保持・増進活動を前進させ、会社・健康保険組合そして従業員とその家族が一体となって、健康づくりを推進していきます。
重点項目
従業員とその家族の健康の保持・増進のため、より良い健康増進の活動を取り入れながら、以下の項目を中心に実施します。
幅広い健康施策に積極的に取り組むことで、心身の健康を保持・増進します。
新型コロナを始めとする感染症予防策に取り組むことで、従業員の感染を予防します。
健康診断受診やその結果に基づくフォローアップの徹底により、従業員とその家族の疾病を予防します。
ジョブコーチ体制を充実し、「こころ」と「からだ」のコンディションを整え、一人ひとりのパフォーマンスの 向上を図ります。
ハラスメントを撲滅し、心身の健康を保持します。
安全教育を強化し、労働災害を発生させない職場をつくります。
労働時間短縮、年休取得、育児・介護支援等、仕事と家庭の両立への取り組みを推進します。
制定日 2021年4月1日
改定日 2021年10月1日
東京都チャレンジドプラスTOPPAN株式会社
代表取締役社長 菅峨 隆
健康経営に取り組むにあたり、総務部と各部門長による「健康経営推進委員会」を設置し、代表取締役社長を健康経営責任者とする推進体制を整備しています。本推進委員会では、安全衛生委員会、健康保険組合、そして社内常駐のソーシャルワーカーと連携して、目標値の設定、それを実現するための様々な施策の検討、実行、効果検証、改善を行っています。
※「健康経営」は、NPO法人健康経営研究会の登録商標です
昨年に引き続き、2024年3月11日に健康経営優良法人2024(中小規模法人部門(ブライト500))に認定されました。
健康経営優良法人認定制度とは
地域の健康課題に即した取組や日本健康会議が進める健康増進の取組をもとに、特に優良な健康経営を実践している大企業や中小企業等の法人を顕彰する制度で、大規模の企業等を対象とした「大規模法人部門」と、中小規模の企業等を対象とした「中小規模法人部門」の2つの部門により、それぞれ「健康経営優良法人」が認定されます。
社員の健康目標値に対する2023年度の実績がまとまりました。
改善が進んだ項目
課題が残った項目
項目 | 目標値 | 2021年度実績 | 2022年度実績 | 2023年度実績 | 評価 ○:目標達成 △:あと少し ×:改善余地大 |
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(健康) | |||||
朝・昼のラジオ体操とストレッチ体操への参加 | 100%実施 | 100%実施 | 100%実施 | 100%実施 | 〇 |
ヘルシー弁当の喫食 | 30%喫食 | 60%喫食 | 10%喫食 | 10%喫食 | × |
定期健康診断および体成分測定の受診 | 100%受診 | 100%実施 | 100%実施 | 100%実施 | 〇 |
被扶養者健診の受診 | 100%受診 | 88.5%受診 | 88.9%受診 | 90.9%受診 | △ |
肥満(BMI25以上) | 30%以下 | 40.2% | 35.3% | 35.4% | △ |
高血圧(収縮期130以上) | 25%以下 | 32.3% | 33.8% | 20.8% | 〇 |
糖尿病(HbA1c5.6以上) | 25%以下 | 26.0% | 25.7% | 36.1% | × |
脂質(LDL120以上) | 45%以下 | 51.2% | 51.9% | 47.9% | △ |
喫煙率 | 15%以下 | 12.6% | 14.3% | 13.9% | 〇 |
(こころの健康) | |||||
こころの健康診断ハラスメント評価 | 評価悪いゼロ | 評価悪いあり | 評価悪いあり | 評価悪いあり | △ |
(障がい者の育成) | |||||
ジョブコーチ有資格者 | 13名 | 8名 | 11名 | 12名 | △ |
社会福祉士、精神保健福祉士有資格者 | 3名 | 1名 | 1名 | 1名 | △ |
(労働災害・通勤災害) | |||||
労働災害・通勤災害の発生 | ゼロ | 通勤災害1件 | 労災3件、通災2件 | 労災5件、通災2件 | × |
(残業時間・年次有給休暇の取得) | |||||
残業45時間超過者 | ゼロ | 1名 | 4名 | 5名 | △ |
年休取得年間5日/人 | 100%取得 | 100%取得 | 100%取得 | 100%取得 | 〇 |
年休取得年間10日/人 | 100%取得 | 77.7%取得 | 72.7% | 71.8% | △ |
一人ひとりの健康状態を数値化しPDCAを回していきます。
人間の身体を構成する
を測定し、健康状態把握に役立てます。
生活習慣病等の疾病の高リスク者に対する重症化予防のため、「BMI25以上」の社員を削減することを重点目標の一つに掲げ、様々な施策を行っています。
これまで、午前と午後の業務開始前にラジオ体操第一を全社員で行ってきましたが、2020年度より午後のラジオ体操を第二に変更しました。
多くの筋肉を動かし、体全体でエネルギーを使うラジオ体操第二で、午後の業務もスムーズにスタートできるようになったようです。
一日の疲れがでてくる15:00に、3分間で簡単にできる肩こり解消体操を2022年12月から開始しました。
これで、あと3時間の仕事も快適に頑張れます。
多くの車椅子利用者の運動不足を解消するため、座ってできる体操教室を2020年度に開催し、業務の合間や休日に、手軽にできる体操を習得してもらいました。
お昼の食事は仕出し弁当の対応をしていますが、その中に、カロリー控え目で野菜たっぷりのヘルシー弁当を2020年度メニューに加えました。
カロリー控え目ですが、喫食した社員からは高評価です。
「睡眠の質を向上させることで、生活習慣病予防と生産性upにつなげよう!!」をテーマに、2020年3月を睡眠の質向上月間として、コードブック株式会社様のご協力のもと、様々なエクササイズに取り組みました。
第一回目:朝にオススメ 血流促進エクササイズ
第二回目:ランチタイムにオススメ カラダリセットストレッチ
第三回目:夕方にオススメ カラダ温めボクササイズ
第四回目:就寝前にオススメ イディテーションヨガ
実施後のアンケートでは、約80%の社員の方々に満足して戴き、約48%の社員の方々がフィットネスでカラダがリラックスできたという結果になりました。
また、4時間未満の睡眠だった社員の睡眠時間が延びた結果も分かり、有意義な月間とすることができました。
2021年6月、オフィス対抗の「歩数競争」イベントを開催。EVを利用せず、階段を利用したり、歩数を伸ばす工夫を各人が行い、楽しいイベントとなると同時に、あらためて歩くことの大切さを学びました。
また、優勝チームと個人最優秀賞には、豪華景品が授与されました。
2022年2月に実施した定期健康診断に併せて、体成分測定を行い、一人一人の健康度合いの見える化を行いました。
この数値結果を基に、全社員が1年後の健康目標をつくり、所属長との面談で意識を高め、各自、日々、健康目標達成に向けた取り組みを実践しているところです。来年の定期健診および体成分測定の結果が楽しみです。
2022年5月~6月の間、秋葉原オフィス、小石川オフィス、芝浦オフィス、板橋オフィス勤務者約60名全員を対象にストレッチ教室を開催しました。
2022年9月、12月、2023年5月に、野菜を摂取することの大切さをゲーム感覚で学べるイベントを株式会社VACAVOの協力のもとに開催しました。
終了後には、玉ねぎやマッシュルームなどの野菜を無料で持ち帰ることができるサービスもあり、社員全員、大喜びのイベントになりました。
2021年に健康経営を宣言して約2年が経過し、今後の健康経営の取り組みの方向性を探るため、2023年4月に、全社員を対象として食生活、体調、運動に関する意識調査を実施しました。
その結果、約7割の社員が、以前よりも自身の健康を意識して生活していることが分かりました。
2023年度健康に関する社員意識調査結果(N:145)
説問 | Yes | No |
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①食生活を見直している | 70.3% | 29.7% |
②バランスの良い食事をこころがけている | 83.4% | 16.6% |
③野菜を積極的に食べるようにしている | 86.2% | 13.8% |
④お菓子を少なくして果物をとるようにしている | 46.2% | 53.8% |
⑤減塩を意識している | 59.3% | 40.7% |
評価と今後の活動方向性 |
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約85%の社員が野菜を摂取する意識が高まった。 小豆沢においてはオフィスで野菜の導入により、意識変化を更なる行動変化につなげたい。 小豆沢以外では食堂利用時に野菜を食べる習慣付を様々な機会を通じて行っていく。 |
説問 | Yes | No |
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①以前よりも体重を意識するようになった | 72.9% | 27.1% |
②以前よりも胃や腸を意識するようになった | 51.9% | 48.1% |
③以前よりも体脂肪量を意識するようになった | 69.2% | 30.8% |
評価と今後の活動方向性 |
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約70%の社員が自身の体重・体脂肪への意識が高まっている。今後も毎年体成分測定を行い、各人の意識を更に高め行動変化に促していきたい。 |
説問 | Yes | No |
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①以前よりも、本気で体操を行っている | 71.7% | 28.3% |
②家庭でもストレッチ体操を行うようになった | 40.7% | 59.3% |
評価と今後の活動方向性 |
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加齢が進む小豆沢地区では、身体の可動域を拡げるトレーニング器具を設置し、自主的運動を促進する。 |
ゲーム感覚で野菜の大切さを実感できた社員に、実際に会社内で野菜をたっぷり食してもらおうと考え、低価格で野菜豊富な食事を購入することができるシステム「OFFICE DE YASAI」を2023年5月から導入しました。
商品は週2回配送され、その都度、売り切れ続出です。
下肢に障がい者のある方、車椅子を利用する方を中心に、休憩時間には、しっかりと身体を休める環境を整えるために、創業時に設置した畳敷きの休憩室を、社員の意見を取り入れ完全リニューアルしました。
社員の健康向上を目的に「関節の可動域を拡げるトレーニングマシーン」を導入しました。
この器具も使いながら専門スタッフによるパーソナルサポートを定期的に実施し、一人ひとりに
適した身体のメンテナンス方法を学んでいます。